おもてなしウェディングを成功させるには、ガーデンハウスウェディングやレストランウェディングじゃないとダメと思っている方いませんか?それは違います。ホテルでも、おもてなしウェディングはできます。それから招待状や席次表を手作りしたからと言って、おもてなしにはなりません。

おもてなしウェディングは、ウェディングのスタイルではありません。ホスト(新郎新婦)とゲストの心と心のつながりって感じですか?

おもてなし、英語ではHospitality(ホスピタリティ)と言い、ラテン語のhospes(客人の保護者)が語源です。Hospital(病院)やHotel(ホテル)もこのhospesが派生した言葉らしいです。
このホスピタリティはとっても奥が深くて、僕みたいなど素人が説明できるようなものではありません。最近では、大学の科目になってたりホスピタリティ・マネージメントという経済用語もあるぐらいです。

でも、自分のWebサイトを持っている特権を利用して、ちょっとえらそーに書かせてもらいます。


  心得その一: ゲストを知る  

披露宴に限ったことではないですが、誰かをもてなすには、もてなす相手の事を知らなくてはいけません。たとえ、お父さんが勝手に飲み友達を招待したとしても、披露宴に来ると決まれば、大事なゲストです。

たとえば、
・相手の名前(せめて名字だけでも)
・自分または花婿(花嫁)とどうゆう関係なのか
・どこから来たのか
・ビールが好きなのか、日本酒がが好きなのか、アルコールは飲めないのか
これだけでも、おもてなし度が約30%はアップすると思います。

初めて会うのに、相手が自分の名前を知っていてくれたら嬉しくないですか?僕は、初めて誰かと話すとき、「あのsakuratomさんですよね、○○から話をよく聞いています」と言われたら何か嬉しいんです。そこから会話も弾むし。

僕たちの披露宴で、花嫁の父は焼酎しか飲まないって知っていて、テーブルにはワインとビールしかなかったので、「お父さんは焼酎が良いですね」と焼酎サーブに行ったら、隣にいた義兄が「おー良く知ってから」と驚いてました。他のゲストに対しても、必ず相手の名前とちょっとした情報を元に、挨拶だけの会話にならないように気を付けました。おかげで、ゲスト全員といろんな話ができたし、沢山お祝いの言葉を頂きました。


  心得その二: 主役はゲスト  

といいつつ、実際は、披露宴で一番注目されるのは花嫁さんです。ゲストに「奇麗な花嫁さんだね、素敵な披露宴だね」と言ってもらいたいのはよーく分かるし、当然だと思う。でも、だからといって、花嫁さんがやりたい様にやっていいのは違うような気がするんです。だいたい、「私が主役になりたい」と頑張らなくても、主役は花嫁さんです。ただ、ゲスト自身も「私が主役みたい」と思えるような披露宴だったらステキくないですか?

僕は、尊敬するやきたらばさんのサイト「花ムコ殿にもの申す!」の「いいたい放題」にある「完璧な結婚式」というコラムを見て激しくうなずきました。ゲストは、新郎新婦のお芝居を見に来たんじゃない、二人を祝福しに来たんだと思うんです。

いくら”おもてなしウェディング”と言っていても、心の中で「花嫁以外はみんな私の引き立て役よ、オーホホホー」って思ってたら、ゲストにはしっかり伝わりますよ。テーブル回ってドラジェを配って「おもてなしです」って言ってもバレます。


  心得その三: 幸せ一杯な二人を見せつける  

僕たちの披露宴は、花嫁の手紙もないし、感動的なシーンは一切ありませんでした。二人ともそーいうのが苦手だからです。最初っから最後までずーっと笑いっぱなし。
しかーし、ゲストの中には、「感動して涙が出そうだった」と言ってくれた人が結構いて、正直ビックリ。それも、両親とかじゃなくて友人とか会社の同僚とかだし。

何でって聞くと、みんなの答えは「二人がとっても幸せそうだったから」。僕も、このサイトで幸せな花嫁さんに沢山接するんですが、幸せな人と接すると自分も幸せになるんです。
前にも書いたけど、ゲストは新郎新婦を祝福するために来てくれてます。だから、思いっきり祝福されましょう。そして、幸せ一杯な二人を見せつけて、みんなにも幸せの「おすそわけ」を。
でも、くれぐれも二人だけの世界に浸らない様に。


  心得その四: ゲストにいつもと違う時間を過ごしてもらう  

最近どんどん増えているレストランウェディング/ハウスウェディングですが、だいたいどこの会場も売り文句は「我が家に招いてもてなす様な感じのウェディング」です。形式ばらない、普段通りの感じのウェディングが、ゲストにも結構評判良いんです。

でも、もし本当に普通に家に招いて食事してもらう様な披露宴なら、ゲストにとって大した思い出にもならないでしょう。レストランウェディングやハウスウェディングが評判良いのは、外国映画に出てきそうなドでかい邸宅で、お洒落なインテリアや食器に囲まれた時間を過ごせるからだと思います。

披露宴のゲストが喜んでくれるのは、いつもの生活と違う体験ができる事じゃないでしょうか?披露宴会場をディズニーランドの様にしろとは言いません。豪華絢爛じゃなくても、ゲストがお洒落な映画の世界に浸れる位の雰囲気・空間を作ることをオススメします。

女性の場合、目一杯お洒落して、お洒落な場所で美味しい料理を食べたりすることが楽しいんじゃないですか?それから、美しい花嫁さんを見て、未婚の人は自分の将来の姿を夢見たり、既婚の人は昔の自分の姿を思い出したりするのが楽しいのかも知れません。

男性の場合、そんな目一杯お洒落をしたドレス姿(特にセクシー系)の女性をたくさん見るのが嬉しいものです。

だから、その期待を裏切ってはいけません。カラオケの余興は、普段の生活にあるものなのでオススメしません(プロ級に上手いのなら別)。披露宴の料理も、日頃レストランで食べる様な飾り付けや味を超えるものであって欲しい。スタッフの接客も、いつも行くレストラン以上のサービスをしてもらいたい。そーいう事が可能な場所を選んでもらいたいです。

ゲストだって目一杯お洒落をしてくれてるんだから、新郎・新婦から「綺麗」とか「カッコいい」とか思いっきり誉めてあげてください。普段は言えなくても、披露宴の雰囲気なら全然OKですよ。

最近は敬遠されがちな花嫁の手紙も、皆で感動を共有できるのなら良いじゃないですか。
新郎新婦、ゲスト、スタッフで映画の一場面が作られるような披露宴だったら行きたいなあ。


  心得その五: スタッフに気持ちよーく働いてもらう  

おもてなしをするのは何もゲストだけではありません。自分たちのために一生懸命頑張ってくれてるスタッフにもおもてなし。
とは言っても、スタッフがうんしょっと席に座ってご飯食べる訳にもいかないですから、スタッフへのおもてなしは言葉と態度で表しましょう。スタッフの喜び、それはお客様である新郎新婦が満足して喜んでくれることですよね(決してお金のためだけじゃ無いですよね、ね)。

担当者が演出のアイデアを出してくれたら、「それは盛り上がるんですか」じゃなくて「素敵ですね」と言おう。ヘアメークさんにメークしてもらって「どーですか?」と聞かれたら、「大丈夫です」じゃなくて「綺麗になりました、ありがとう」と言おう。

「こちとら高いお金払ってるのよ、私の言うとおりやってもらわないと困るわ」なーんて言わずに、スタッフも楽しめるような披露宴は絶対大成功です。



いろいろエラソーに書いてきましたが、やっぱり常にゲストの立場になって考えてみるのが大事です。おもてなしウェディングは、会場や演出や引き出物だけじゃ成功しないことをお忘れなく!

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